目の下のクマ治療・安易に脱脂だけを行うリスク | 銀座みゆき通り美容外科の美容コラム | 銀座みゆき通り美容外科・美容皮膚科・婦人科形成:東京(銀座)・大阪(梅田)

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目の下のクマ
2023年4月7日

目の下のクマ治療・安易に脱脂だけを行うリスク

銀座みゆき通り美容外科 大阪院

銀座みゆき通り美容外科 大阪院は10年以上前から大阪・関西地区の目の下のクマ治療のパイオニアとして走ってきました。銀座みゆき通り美容外科が大阪に進出しクマ治療に力を入れる前は、大阪・関西地区でこういったクマ治療、目の下のたるみ治療を行っているクリニックはほとんどありませんでしたが、最近はここ大阪・関西でも、治療すれば目の下のクマやたるみが改善する事が認知されてきました。
銀座みゆき通り美容外科は主に脱脂と脂肪注入により治療を続けてきましたが、最近は大阪でも東京でも「脱脂だけで治療が可能」と宣伝しているクリニックも多くなったため患者さんが混乱しているようで、日本で最初にクマ治療を広めたクリニックとしては残念な気持ちです。銀座みゆき通り美容外科でも脱脂のみの治療を行っておりますが、なぜ脱脂+脂肪注入のクマ治療をお勧めしているのかを解説します。

上記を話すに当たって、4つの重要な話題についてそれぞれお話しします。

Aクマの種類について、おさらい
B美しい中顔面とは
C脱脂だけのクマ治療のマイナス面
D脱脂+脂肪注入による治療と裏ハムラ法による治療の違い

他のコラムでも触れております通り、クマには大きく分けて影クマ・紫クマ・茶クマの3つがありますが、単一のことは少なく、影クマの要素も少しあるが、紫クマ、茶クマといった色の要素が強いタイプ、主に影クマだが、紫クマの要素も強い、など複合的な要素をしっかり判断した上で治療する必要があります。例えば、もしも影の要素が少ない患者さんに安易に脱脂だけで治療を行うと「クマ症状が悪化した」「凹んでしまった」という結果になりかねません。どんな治療でも、出発点の診断が間違っていると思うような結果は出せません。それではそれぞれのクマの特徴をご説明します。

影クマは涙袋の下にふくらみ(眼窩脂肪の突出)があり、目の下にハの字の影が出来ているタイプです。影(立体)なので化粧で隠すことは困難です。
脱脂や脱脂+脂肪注入で治療しているのは、主にこの影クマになります。

紫クマは色白の方や皮膚が薄い人に強くみられます。まぶたの皮膚は非常に薄く、そのすぐ下に筋肉や血管があるので、その色が透けて赤紫など他の皮膚より濃い色に見えているのです。紫クマは脂肪注入で色の透けをカバーしなければ改善しません。脱脂のみ行った場合はむしろ少し濃く見えるようになる場合もあります

茶クマは皮膚の色素沈着が原因ですが、手術では改善しないため、ハイドロキノンやレーザー治療など、スキンケア治療で少しずつ改善してゆく治療になります。

目の下の治療において、患者様や経験の少ない医師が見落としがちなのが「中顔面」のバランスです。クマ治療でいう中顔面は目の下から鼻の下、特に頬の上の方の形が重要です。
銀座みゆき通り美容外科が考える、目の下を含む中顔面の理想的な形とはどんなものでしょうか?写真を見て頂けると分かりやすいですが、それは自然な涙袋と、涙袋のくびれから、高い頬に向かってゆるやかな曲線を描くことが重要と考えています。脱脂のみでは涙袋は出来ますが、目の下はむしろくぼんでしまい、頬のボリュームが不足すると平べったい中顔面になってしまいます。

当院でも脱脂のみの治療も行っています。ただ、その場合はかならず脱脂+脂肪注入と比較して、どのようなマイナス面があるかをご説明した上で納得していただいた場合に限り受けて頂いています。

脱脂で起こりうるマイナスの変化として、下記の3点があります。
1. 目の下が凹む場合がある
2. 紫クマが強調される場合がある
3. しわが増加する場合がある

脱脂というのは、瞼の裏側から目の下のふくらみの原因となっている眼窩脂肪という脂肪を切除する手術です。瞼の裏側からアプローチして、眼窩の骨の高さより前の脂肪を切除します。

よく、凹まないように加減して取れませんか?というご質問を受けますが、脂肪というのは、お肉の脂身と同じように柔らかいぶよぶよした組織で、ブロックごとに塊を形成しており、正確に半分だけ取る、30%取る、といったことが困難です。

下手に加減して取ると、一部の目の下のふくらみが残る、内側と外側で取れ具合がばらばら、といった不安定な手術結果になります。逆に言うと、絶対凹ませずに加減して取ることが出来る、という医師がいれば「ちょっと怪しい」と思って頂いて良いと思います。正直で誠実な医師であれば「凹む可能性もあり得ます」というはずです。

紫クマとは、まぶたの皮膚の下の筋肉が透けて見える症状ですが、脱脂することにより、少し涙袋の下がくぼむので、その陰により紫クマもやや強調されることがあります。脱脂によりふくらみは取れるが、むしろくま症状が悪化してしまうということです。
紫クマは基本的に脂肪注入でしか治せないとお考えください。

これは年齢やふくらみの程度による差はありますが、ほぼ必ず起こります。脱脂することによってふくらんでいた部分の脂肪が突然なくなるので、皮膚が余ってしわになります。
若い人ならちりめんじわの増加、年配の方ならくっきりしたしわが出来ることもあります。

以上がくまに対して脱脂のみ行った場合のマイナス面です。とは言え、実際当院で脱脂のみ受けられる患者さんもたくさんいらっしゃいますし、すべての人が術後凹んで困っているかというと、もともとの骨格などの違いでそれほど凹みが目立たない人もいますので、一概に脱脂だけの治療が悪いわけではありませんが、大切なことは、こういったマイナスの変化の可能性を理解した上で治療に臨んで頂くということです。

事例1

事例2

脱脂+脂肪注入と裏ハムラの違いですが、この二つの方法はどちらも、美しい中顔面の形成を目指しています。いわゆるゴルゴ線と言われる目の下の八の字の影を消し、目の下のふくらみを取るだけではなく、同時に高い頬を作ることが目的です。
裏ハムラは眼窩脂肪をその下の眼窩の骨のほうに引っ張って縫い付けることで、目の下のふくらみを改善し、八の字の影を消す手術です。この手術の欠点は、脂肪を切除するのではなく引っ張るだけなので、後々ゆるんでくるとふくらみが再発しやすいことと、涙袋のくびれは出来にくく、また脂肪を下にひっぱり伸ばすので、目の下がのっぺりした印象になりやすいことです。ですので、当院では基本的に行っていません。
脱脂+脂肪注入ですと涙袋はきちっと作られ、その直下はいったんくびれ、そこから頬のリフトアップもかねて、高い頬にむかってゆるやかな曲線を描くように脂肪を注入します。脱脂で土台を整え、脂肪注入でバランスを整えるイメージです。これにより涙袋から頬にかけて自然な美しいラインを実現させることができるため、脱脂+脂肪注入がベストな選択だと言えます。

銀座みゆき通り美容外科 大阪院院長 岩井謙治

銀座みゆき通り美容外科のクマ治療について

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