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豊胸術バッグ挿入法

豊胸術バッグ挿入法
当院院長はこれまで数多くのバストの美容外科治療を行っておりますが、第74回日本美容外科学会総会のシンポジウムで豊胸手術の治療成績について講演し、関係者から高い評価をいただいております。
豊胸手術には 人工乳腺(乳房プロテーゼ、乳房インプラント)を使用するバッグ挿入法と脂肪注入法の二つの方法があり、一度の手術でご希望のサイズにアップできるのがバッグ挿入法です。


バッグ(人工乳腺、乳房プロテーゼ、乳房インプラント)について

当院で豊胸手術に使用しているバッグ(人工乳腺、乳房プロテーゼ、乳房インプラント)は、ソフトコヒーシブシリコンというタイプで、ユーロシリコン社製のクリスタルバッグ、イナメド社製のバイオセルバッグ、メンター社製のエリートジェルバッグなどの種類があります。
どれもジェル状シリコンをシリコン製外膜で包んだものですが、特殊な加工により、万が一豊胸手術後にシリコン製外膜が破れたとしてもジェル状シリコンが漏れ出ることがない性質なので、安全性が高いものです。

また感触も非常に柔らかく、完成度の高いバッグです。大きさも各種ありますので、一度の豊胸手術で希望のサイズにアップできます。 このバッグですが、シリコン外膜の加工法によってスムースタイプテクスチャードタイプの2タイプがあります。 スムースタイプは、文字通り表面がスムースでツルツルしている透明な外観で、豊胸手術でバストのスペースに挿入された後、スペース内部で動き回ることによってバストに自然な動きと柔らかさをもたらします。
ただしスムースタイプは豊胸手術後に何もケアーせずに放置しておくとバストが硬くこわばる(被膜拘縮)ことがあるので、バストの動きと柔らかさを維持させるために、豊胸手術後にしばらくの間しっかりしたマッサージケアが必要不可欠です。

一方のテクスチャードタイプは、表面に特殊な加工が施してあり、ザラザラした半透明の外観です。こちらはスムースタイプと違いスペース内部で動き回るようなことはありませんが、特殊加工によって被膜拘縮が予防できるので、マッサージ不要か、軽いマッサージでケアできます。

バッグ(人工乳腺、乳房プロテーゼ、乳房インプラント)の挿入部位について

豊胸手術バッグ挿入法は、バッグを挿入する部位により乳腺下挿入法大胸筋下挿入法の2つの手術方法があります。

乳腺下挿入法は乳房の内部に直接バッグを挿入する方法です。このため、豊胸手術前のバストに脂肪や乳腺がある程度ないと、挿入されたバッグの輪郭が浮き出てしまう可能性があるので、痩せ型で小ぶりなバストを豊胸する場合には適さないことがある方法です。
一方、脂肪や乳腺がある程度ある人が豊胸する場合や、 脂肪や乳腺がある程度あったが出産授乳や加齢、体重減少などが原因でバストに張りがなくなった人が豊胸する場合 、バスト内部のボリュームを増やすことでバストに張りが出て形が良くなるので、乳腺下挿入法が適しています。バッグを乳腺下に挿入した場合、バッグは乳腺と一体となり大胸筋の上で動くので、バッグ自体が挿入スペース内部で動き回る必要がありません。このため当院では、乳腺下挿入法で豊胸手術を行う場合、マッサージケアが容易なテクスチャードタイプを使用しています。

さて、もう一つの大胸筋下挿入法は、乳房の土台である大胸筋という胸板の筋肉の下にバッグを挿入する方法です。乳腺下挿入法と違い、筋肉の厚みによってバッグの輪郭が浮き出るのを防ぐことができるので、 痩せ型で小ぶりなバストを豊胸する場合に適した方法です。ただし大胸筋下挿入法は乳房の内部に直接バッグを挿入するわけではないので、バストの柔らかさやバストが自然に動く感じを再現するために、バッグが挿入スペース内部である程度動き回る必要があります。このため当院では、大胸筋下挿入法で豊胸手術を行う場合、スムースタイプを使用しています。

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手術方法
1.豊胸手術のデザイン:豊胸手術前に、バッグ(人工乳腺)の挿入位置や、剥離の範囲などを詳細にデザインします。
2.手術台に横になり、全身麻酔をかけ、両腕を広げて仰向けに寝た姿勢で豊胸手術を行います。

3.わきの下のシワに沿って皮膚切開し、大胸筋の下、または乳腺の下を剥離して、バッグ(人工乳腺)を挿入するスペースを作ります。

4. 剥離が終ったら、バッグ(人工乳腺)を挿入します。

大胸筋下にスムースタイプのバッグ(人工乳腺)を挿入しているところ

こちらは別の症例で、乳腺下にテクスチャードタイプのバッグ(人工乳腺)を挿入しているところ

5.片胸だけバッグ(人工乳腺)を挿入したところです。
6.両胸にバッグ(人工乳腺)を挿入しました。
7.バッグ(人工乳腺)の挿入後にドレーンという細い管を挿入して、縫合します。ドレーンは、手術後の出血などを外部に吸引するためのもので、血腫などのトラブルを回避し 被膜拘縮 (豊胸手術後に胸が硬くなる症状)を予防する効果があります。ドレーンは1〜2日後に抜きます。
8 .最後に包帯でバストを包み込むように固定します。固定は 2 〜 3 日後に取り外し、その時ドレーンも抜きます。
9.固定を取り外した後は、しばらくの間、ブラジャーの代わりに写真のようなバンド、あるいはカップの強制がないスポーツブラジャーのようなものを着用します。カップの付いた普通のブラジャーは、豊胸手術後1〜2ヵ月経ってからから着用できます。
10 .ワキの下の縫合糸は、豊胸手術後1週間目に抜糸します。
被膜拘縮とその予防
豊胸手術バッグ挿入法では、アフターケアがとても大切です。せっかく適切に豊胸手術をしても、豊胸手術後のケアーを怠るとバストが硬くこわばってしまうことがあるからです。これを専門用語で被膜拘縮(ひまくこうしゅく)と言います。
豊胸手術でバッグ(人工乳腺)を挿入すると、誰でもバッグを包み込むように被膜ができます。被膜が体とバッグ(人工乳腺)の境界バリアになってくれるわけです。ところがこの被膜が体質で縮まってしまう(拘縮)ことがあり、誰がそうなるかをあらかじめ調べる方法がありません。このため豊胸手術を受けた患者様は、全員被膜拘縮を予防するしかありません。

拘縮予防に効果的なのが、豊胸手術後のマッサージケアです。バッグ(人工乳腺)の入ったバストを揉み解すようにしたり、うつ伏せ寝をしたりして、バッグ(人工乳腺)を包む被膜をストレッチするのです。バストマッサージは毎日頻繁に行う大切なケアーですので、ご自宅でしっかり行うことができるように、方法やコツを看護師が詳しくご説明します。また通院できる患者様には看護師がお手伝いをいたします。また体外超音波装置を用いての超音波マッサージも豊胸手術後の拘縮予防に有効なので、積極的に取り入れています。豊胸手術後の拘縮予防に有効な内服薬の処方も行っています。

体外式超音波装置(シルバーク)  

豊胸手術で挿入するバッグ(人工乳腺)は表面の加工方法によってスムースバッグ(表面がツルツルしたバッグ)とテクスチャードバッグ(表面がザラザラしたバッグ)がありますが、この種類によってマッサージケアの方法が異なります。スムースタイプの場合は、豊胸手術後3日目から軽いバストマッサージ、1週間目からしっかりしたバストマッサージを開始します。テクスチャードタイプの場合は、豊胸手術後2週間目から軽いバストマッサージを開始します。マッサージは最低でも豊胸手術後3ヶ月間は継続的に行います。

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症例写真
1.豊胸手術 大胸筋下バッグ挿入法 豊胸手術モニター体験談1

2.豊胸手術 乳腺下バッグ挿入法 豊胸手術モニター体験談2
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