美容整形の銀座みゆき通り美容外科-水谷院長の診察日記

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ドクター紹介

銀座みゆき通り美容外科
院長 水谷和則

医学博士
日本美容外科学会専門医
日本形成外科学会会員
日本美容外科医師会理事
第94回日本美容外科学会会長

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当院のオーダーメイドプロテーゼ隆鼻術について

 

先のブログで、オーダーメイドプロテーゼ隆鼻術のモニター患者様の経過画像等を供覧しましたが、今日は、当院のオーダーメイドプロテーゼ隆鼻術について、少し掘り下げて詳しくご説明したいと思います。

昨年5月に行われた、第94回日本美容外科学会総会(会長 水谷和則)において、会長講演で発表した内容の一部をもとにお話しします。
このため画像はこのたびのモニター患者様ではなく、過去に行った別のモニター患者様の画像を使用しています。


まず、治療前の患者様の状態を示します。
オーダーメイドシリコンプロテーゼを用いて、鼻根部(目と目の間)の部分だけを高くして鼻すじを通す手術を計画しました。
2009.10.10.blog1.jpg


当院の隆鼻術は完全オーダーメイド手術ですので、手術によって程度に鼻筋を高くするのか、事前に綿密に計画を立て、オリジナルのプロテーゼをデザインします。
まず、手術前の鼻すじ:ノーズライン(赤線)、手術によって形成したいノーズライン(青線)を確認します。手術後の鼻すじの高さは患者様の希望に応じてデザインできますが、眉間あたりから少し低くなり、上まつ毛の高さで一番低くなり(鼻根部最低点)、ここから鼻先に向けて鼻すじを通すように仕上げると、自然に、かつ適度に鼻すじが高くバランス良く仕上がります。
このモニター患者様も、これに準じてデザインしています。
手術前のノーズライン(赤線)と、手術によって形成したいノーズライン(青線)に囲まれた部分が、手術によって高くしたい部分、つまりプロテーゼに必要な厚みです。
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実際にはレントゲン写真上で、このデザインを行います。
当院で隆鼻術のプロテーゼをデザインするために撮影するレントゲンは、普通のレントゲンのように骨の中を透かして写すのではなく、骨、軟骨、皮下組織、皮膚などの輪郭(形)や厚みを同一写真に写し込む特殊なレントゲンです。このレントゲンには眼球やまぶたも写し込まれるので、上まつ毛の高さも特定できます。
画像は手術前のレントゲン写真ですが、これに手術前ノーズライン(赤線)と、上まつ毛の高さをもとにデザインした手術後のノーズライン(青線)を引きます。赤線と青線の差がプロテーゼに必要な厚みです。
2009.10.10.blog3.jpg


さて、隆鼻術を行う場合、プロテーゼを鼻すじの皮膚に乗せて完成させるわけではありません。プロテーゼは、鼻の穴の中を切開して、ここから鼻骨や鼻軟骨の表面に乗せるようにプロテーゼを挿入して鼻すじを高くするのです。
ということは、プロテーゼは鼻の皮膚ではなく、鼻の骨や軟骨の輪郭にフィットする形にデザインする必要があります。
手術前のレントゲンで鼻の皮膚と骨・軟骨の輪郭をトレースするとご覧の通り(赤線:皮膚の輪郭、緑線:骨・軟骨の輪郭)で、皮膚の輪郭と骨・軟骨の輪郭は一致していないことが分かります。
骨・軟骨の表面は波型に曲がっていますが、その上の皮膚・皮下組織の厚みも一様ではないので、結果的に鼻すじの皮膚の表面は比較的まっすぐな輪郭になっているのです。
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先に求めたプロテーゼに必要な厚みは皮膚の表面にフィットする形でデザインされています。
実際の手術に用いるプロテーゼのデザインは、この厚みを踏襲して、鼻骨や鼻軟骨の表面にフィットする形にデザインし直します。
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さらに、実際のプロテーゼは立体的で鼻骨や鼻軟骨の上にかぶせるように挿入するので、かぶさる部分を考慮したデザインにする必要があります。
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以上のデザインから、この患者様に必要なプロテーゼを、シリコンブロック(シリコンゴムの塊)から彫刻のように削りだします。すべて私自身が手作業で作っていますが、過去10数年この作業を行い続けてプロテーゼ作成に慣れている私でも、プロテーゼを一つ作るのに30~60分かかります。そしてプロテーゼを作った後に滅菌処理を加えるのに半日かかりますので、診察した当日に手術まで行うというのは、物理的に不可能です。
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こちらは、いわゆる既製品のプロテーゼの一例です。さまざまなタイプがありますが、顔が千差万別であるように、鼻骨・鼻軟骨の輪郭もサイズも千差万別ですので、既製品がオーダーメイドのように丁度のサイズということは、まずあり得ません。鼻骨・鼻軟骨にぴったりフィットして欲しい部分が残念ながらぴったりではないので、プロテーゼのズレや浮きが生じやすく、また出来上がったノーズラインも妙にまっすぐで人工的になってしまうことも珍しくありません。
ですが、ほとんどのクリニックでは当院のように手間暇をかけることなく、このような既製品をそのまま、あるいは多少削った程度で鼻の内部に挿入されているのが実情です。
なぜか?そのほうが簡単で、事前の準備がなくともすぐに手術できるからです。
一生に一度の、自分の顔に関わる手術を受ける患者様は、果たしてそれで満足できるでしょうか?


さて、プロテーゼのデザインと、デザインに通りに作成したプロテーゼ、そのプロテーゼを挿入した手術後のレントゲン画像です。
手術後のレントゲンで、プロテーゼが鼻骨・鼻軟骨の波型の輪郭にぴったりフィットして挿入されている様子が良く分かります。このように輪郭にぴったりした形のものを挿入する場合、ちょうどジグゾーパズルのピースをはめ込むように、ぴったりと予定した位置に収まるので、上下にも、左右にもずれ動いたり曲がったりすることがありません。
またプロテーゼは波型でも、挿入後の鼻の皮膚の表面はまっすぐに仕上がっている様子も分かります。
これは先にご説明したように鼻骨・鼻軟骨上の皮膚・皮下組織の厚みも一様ではないためですが、同じプロテーゼでも人工的にまっすぐ棒状の既成品プロテーゼを挿入した場合と比較して、より自然なノーズラインに仕上がります。
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手術前のレントゲンと手術後のレントゲンを比較すると、手術後の鼻根部の最低点(鼻すじが始まる基点)が、予定通り上まつ毛の高さに一致していることも確認できます。
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実際の顔写真で確認してみます。
手術前と手術後の比較(側面)です。
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手術前と手術後の比較(正面)です。
2009.10.10.blog11.jpg

 
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2009年10月10日 07:55に投稿されたエントリーのページです。


 

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