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目・目元整形 目の下のクマ 目の下のたるみ
2025年5月30日

経血膜脱脂によるクマ・たるみ治療、過剰脱脂(脱脂しすぎ)の重大トラブルについて

銀座みゆき通り美容外科は開院以来20年に渡って、目の下のクマ・たるみ治療に取り組んできました。美容外科学会や医師向けの書籍でも毎年のように発表した結果、経血膜脱脂によるクマ・たるみ治療は全国どこの美容外科でも一般的に行われる治療となりました。
しかし最近は一部医師・クリニックで不適切な脱脂によるクマ治療が行われている実態があり、他のコラムでも注意喚起をしてきました。

>目の下のクマ治療・安易に脱脂だけを行うリスク

ここ最近、特に増えてきていて非常に重大な問題と考えているのが「眼窩脂肪の過剰脱脂」(脱脂しすぎ)です。脱脂の不十分や、脱脂よる凹みができてしまった、クマが悪化してしまった、といった外見上の問題の場合は、脂肪注入などによって改善は可能ですから、実際に当院でも数多く脱脂後の再治療を行なっています。しかし「眼窩脂肪の過剰脱脂」については、目の機能そのものに重篤な障害が生じていることがあり、これは回復させることが非常に難しく、回復不可能な場合もあります。クマ治療の中でも重大なリスクです。今回はそれについて解説します。

眼窩脂肪とは、眼窩という頭蓋骨にある眼球が入っている穴のことで、眼窩脂肪は頭蓋骨と眼球の間にある脂肪のことです。この脂肪は硬い頭蓋骨と眼球の間にあって、クッションのように眼球を保護し、眼球の動きをなめらかにするという役割があります。
人体にある脂肪の中では小さい脂肪ですが、眼球を保護するという明確な理由があって存在しています。このようにはっきりとした機能がある脂肪は、眼窩脂肪だけといってもいいでしょう。通常は皮下脂肪や内臓脂肪が減っても人体の機能に影響は少ないですが、眼窩脂肪はそうではありません。

では、そんな重要な役割がある眼窩脂肪の脱脂は行っても大丈夫なのでしょうか?これは大丈夫です。しかし条件があります。脱脂をしてもいいのは、眼窩から「はみ出した」眼窩脂肪だけです。はみ出した眼窩脂肪には眼球を保護する役割がありませんので、除去、いわゆる脱脂をしても眼球の機能にはなんら影響がありません。これが通常当院でも行われている眼窩脂肪の脱脂です。

除去していいのはあくまでも眼窩から「はみ出した眼窩脂肪」だけですので、それを超えて必要以上に脱脂をしてしまうのが過剰脱脂(脱脂しすぎ)なのです。通常、眼球と眼窩の間は眼窩脂肪で満たされているので、脱脂しようと思えばいくらでも脱脂できてしまいます。
 一部のクリニックでは眼窩脂肪一つ除去したらいくら、のような値段づけを行っているので、たくさん除去すればそれだけ高額な料金を請求できる仕組みになっていたり、「たくさん除去することがいいことだ」「たくさん除去できるのが上手な医師だ」「目の下は凹んでいる方がいいのだ」というようなアピールをしています。そういった医師がこの過剰脱脂(脱脂しすぎ)の問題を引き起こしているのです。

眼窩脂肪の脱脂が過剰だった時にまず起きるのが、眼球位置の低下です。今まであった眼窩脂肪が突然減少してしまうので、その分眼球が下がってしまうのです。眼球は繊細で精密な臓器ですので、ほんのわずかでも下がるだけで様々な問題が起こります。
よく聞くのが痛みで、激しい痛みというより目の奥がずっと痛いというものです。弱い痛みであっても四六時中続くのはやはり苦痛で、痛みがなくても、わずかな違和感があるだけでも大変なストレスです。目は起きている間ずっと働いているのです。
外見的な変化で言えば上瞼が凹むというものです。眼球が下がる訳ですから、その分隙間ができた上瞼に凹みが生じ、加齢したような印象が進むのです。
 また、眼球の下がり方が左右で違うことも起こりえます。片側だけが下がってしまった場合はものが二重に見えたり、視界がおかしくなってしまうこともありえます。外見上は斜視のようになった事例もありました。


眼窩脂肪の脱脂を伴う治療をする場合、眼窩脂肪の脱脂について、その医師がどういう考えを持っているのかを必ず確認してください。カウンセラーや看護師ではなく、必ず執刀医に確認してください。「できるだけ取ります」などという医師は危険です。「将来の予防のために多めに取ります」もダメです。「脱脂でくびれ(凹み)がある状態が正しい」と医師もちょっとおかしいと思った方がいいでしょう。
 またSNSなどで、たくさん脱脂できたことをアピールしているような医師も避けてください。同様に、眼窩脂肪一つ除去したらいくら、のような値段づけを行っているクリニックも避けてください。

眼窩脂肪の脱脂を伴う目の下のクマ治療は、安全な範囲を守ればとても満足度の高い治療です。しっかりクリニックと医師の考え方を確認してから治療に臨んでください。


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