眼瞼下垂に悩む前に知っておきたい「なりやすい人」の共通点 | 銀座みゆき通り美容外科の美容コラム | 銀座みゆき通り美容外科・美容皮膚科・婦人科形成:東京(銀座)・大阪(梅田)
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眼瞼下垂に悩む前に知っておきたい「なりやすい人」の共通点
銀座みゆき通り美容外科大阪院(梅田)です。目元の印象は顔全体の印象を左右するほど重要ですが、加齢や生活習慣の影響で「まぶたが下がる」といった悩みを抱える方が増えています。
特に「眼瞼下垂(がんけんかすい)」は見た目だけでなく、視界が狭くなる、目の疲れを引き起こすといった症状を伴うことがあるため注意が必要です。
眼瞼下垂になりやすい人には共通する特徴があります。意外にも、普段の生活習慣や体の特性が深く関係しているケースが多く見られます。そこで本記事では、眼瞼下垂になりやすい人の共通点を詳しく解説し、その予防法や改善策についてもご紹介します。
眼瞼下垂になりやすい人の特徴
眼瞼下垂は、誰にでも起こり得る症状ではありますが、特定の条件や習慣を持つ人に発症しやすい傾向があることが分かっています。自分では気づかないうちに目元に負担をかけている場合も多く、日常的な癖やライフスタイルが原因となることも少なくありません。
ここでは、眼瞼下垂になりやすい人の具体的な特徴について詳しく見ていきます。
生活習慣に潜むリスク
日常生活の中で、無意識に目元に負担をかけている行動は意外に多いものです。特に現代社会では、スマートフォンやパソコンの使用時間が増えたことで、目元への影響が深刻化しているケースが目立ちます。
長時間のスマホやPCの使用は、まばたきの回数を減らし、目元の筋肉に疲労を蓄積させる原因となります。この疲労が蓄積すると、眼瞼挙筋(がんけんきょきん:まぶたを持ち上げる筋肉)の働きが弱まり、眼瞼下垂に繋がりやすくなるのです。また、睡眠不足やストレスも、目元の血流を悪化させ、筋肉の回復を妨げるため、リスク要因の一つとされています。
さらに、目元を過剰に擦る癖や、目を細めて画面を覗き込む姿勢なども、目の周囲に負担を与える行動です。これらの習慣が積み重なることで、まぶたの筋肉や皮膚が劣化し、眼瞼下垂を引き起こす可能性が高くなります。
加齢による筋力低下
年齢を重ねるにつれて、私たちの体はさまざまな変化を迎えますが、目元の筋力低下もその一つです。まぶたを持ち上げる役割を担う「眼瞼挙筋」は、加齢によって徐々に衰えやすくなり、それが眼瞼下垂の原因となるケースが多く見られます。
特に40代以降では、目元の筋肉や皮膚の弾力が失われる傾向が強まり、重力の影響も加わってまぶたが下がりやすくなります。また、日常的にまぶたを酷使する人ほど、筋肉の衰えが早く進むと言われています。例えば、長時間の画面作業や目を細めて物を見る習慣は、眼瞼挙筋に負担をかけるため、筋力低下をさらに促進してしまう可能性があります。
さらに、加齢による筋力低下は、他の要因と相互に作用しやすい点も特徴です。例えば、目元の皮膚が薄くなることで血流が悪化し、筋肉への栄養が行き渡りにくくなると、筋肉の回復力が低下してしまいます。これが結果的に、眼瞼下垂の進行を早めてしまうことにも繋がります。
遺伝的な要因や身体的特徴
眼瞼下垂は、生活習慣や加齢だけでなく、遺伝的な要因や生まれ持った身体的特徴によっても起こりやすいとされています。特に先天的にまぶたが重い構造や、まぶたを支える筋肉が弱い傾向がある場合、眼瞼下垂になりやすいと言われています。
例えば、一重まぶたや奥二重の人は、まぶたの脂肪が多く、まぶたが重たくなりやすい傾向があります。このため、眼瞼挙筋(まぶたを持ち上げる筋肉)に余計な負担がかかり、機能低下を引き起こしやすいのです。また、二重手術などの美容整形を経験した方の中には、術後に眼瞼下垂を発症するケースもあります。これも、まぶたの構造が変わったことで筋肉に影響を与えた結果と考えられています。
さらに、家族に眼瞼下垂を発症した人がいる場合、遺伝的な要素が影響している可能性もあります。先天性の眼瞼下垂は、子どもの頃から症状が現れることもありますが、軽度の場合は気づきにくく、大人になってから進行して目立つようになるケースもあります。
眼瞼下垂を引き起こす要因
眼瞼下垂は、単に年齢や遺伝だけが原因となるわけではありません。現代社会の生活環境や健康状態がまぶたの筋肉や皮膚に影響を及ぼし、眼瞼下垂を引き起こすケースが増えています。
ここでは、眼瞼下垂のリスクを高める主な要因について詳しく解説します。
VDT症候群
「VDT症候群」とは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのデジタル画面を長時間見続けることで引き起こされる症状のことを指します。この症候群は現代社会において急増しており、目やまぶたに過剰な負担をかけることで、眼瞼下垂の原因となることがあります。
画面を長時間凝視していると、自然とまばたきの回数が減少します。通常、1分間に15~20回程度行われるまばたきが、デジタル画面を見ている間は半分以下になることもあります。この結果、まぶたを動かす筋肉である眼瞼挙筋が硬直し、疲労が蓄積しやすくなるのです。疲れが溜まった筋肉は次第に弱まり、まぶたを持ち上げる力が低下して眼瞼下垂を引き起こす可能性があります。
さらに、VDT症候群は目の乾燥や眼精疲労を悪化させることでも知られています。これにより、目の周囲の筋肉や血流にも悪影響を及ぼし、まぶた全体の健康が損なわれるリスクが高まります。また、デジタル機器を使用している際の姿勢の悪さや目を細める動作も、まぶたに不要な負荷をかける原因となります。
生活習慣病
生活習慣病は、全身の血流や筋肉の働きに影響を及ぼすため、眼瞼下垂の原因になることがあります。特に、糖尿病や高血圧といった疾患は、目元の筋肉や神経に悪影響を与えるリスクが高いと言われています。
糖尿病は血糖値のコントロールがうまくいかなくなる病気ですが、高血糖の状態が続くと血管や神経が損傷を受けることがあります。これにより、眼瞼挙筋やその周囲の神経が影響を受け、まぶたを持ち上げる機能が低下する可能性があります。特に、糖尿病の神経障害が進行すると、眼瞼下垂が発症しやすくなると考えられています。
一方、高血圧は血液循環を悪化させるため、筋肉や皮膚に十分な栄養が行き渡らなくなることがあります。その結果、眼瞼挙筋の働きが弱まり、まぶたが重たく感じるようになることがあります。
精神的なストレス
精神的なストレスは、目元の筋肉や皮膚に大きな影響を与える隠れた要因です。ストレスを感じると、自律神経が乱れ、血流や筋肉の働きが低下してしまいます。この状態が続くと、眼瞼挙筋(まぶたを持ち上げる筋肉)の疲労や回復力の低下を招き、眼瞼下垂のリスクが高まる可能性があります。
また、ストレスによって「目を細める」「眉間にしわを寄せる」といった表情を繰り返すことも、まぶたや目元の筋肉に負担をかけます。このような動作が習慣化すると、筋肉が緊張し、正常な働きが妨げられることがあります。さらに、慢性的なストレスは睡眠の質を低下させるため、目元の筋肉や皮膚が十分に回復する時間が確保できず、眼瞼下垂の進行を早める要因にもなり得ます。
ストレスが目元の健康に及ぼす影響を防ぐためには、リラックスする時間を意識的に作ることが重要です。深呼吸やヨガ、軽い運動などを取り入れることで、自律神経を整える効果が期待できます。また、十分な睡眠を取ることで、目元を含めた全身の回復をサポートすることができます。
眼瞼下垂にならないためにできること
眼瞼下垂は、日常生活でのちょっとした意識や習慣の改善によって予防することが可能です。生活習慣や加齢、遺伝的な要因が絡むこの症状ですが、リスクを減らすための具体的な対策を知ることで、目元の健康を守ることができます。
ここでは、眼瞼下垂を防ぐために役立つケア方法や、生活習慣の見直しポイント、さらには症状が悪化する前に医療機関を頼るタイミングについて詳しく解説します。
目元のケア習慣
眼瞼下垂の予防には、日常的に目元をケアすることが大切です。特に、まぶたを支える筋肉の疲労を和らげる方法や、血流を促進する習慣を取り入れることで、目元の健康を守ることができます。
まず、簡単に取り入れられる方法としておすすめなのが「目元ストレッチ」です。例えば、軽く目を閉じた状態で、ゆっくりとまぶたを持ち上げる運動を繰り返すことで、眼瞼挙筋の働きを活性化させる効果が期待できます。
また、目元の血流を良くするために、温めたタオルを使った「ホットアイマスク」も効果的です。温められたタオルを目元に乗せることで、目の周囲の筋肉がほぐれ、血液の循環が改善されます。この方法は、特に目の疲れを感じたときにおすすめで、リラックス効果も得られるためストレス軽減にも役立ちます。
さらに、目元のマッサージを習慣化するのも有効です。目の下からこめかみにかけて、軽く押し流すように指でマッサージをすることで、目元のむくみを軽減し、肌の弾力性を高める効果があります。
生活習慣の見直し
眼瞼下垂の予防には、日々の生活習慣を見直し、目元にかかる負担を減らすことが欠かせません。スマートフォンやパソコンを長時間使用する現代のライフスタイルでは、意識的に目を休ませる工夫が必要です。
まず、スマホやPCの使用時間を減らすことが大切です。長時間、画面を凝視していると、目を開ける筋肉である眼瞼挙筋が酷使され、疲労が蓄積します。仕事や勉強でどうしても避けられない場合は、「1時間ごとに10分間目を休ませる」といったルールを設けると効果的です。この休憩中には、遠くを見ることで目の筋肉をリラックスさせたり、目を閉じてまぶたを休ませたりするとよいでしょう。
また、睡眠の質を高めることも目元の健康に直結します。十分な睡眠が取れないと、目元の血流が悪化し、筋肉の回復が遅れることがあります。就寝前のスマホ使用を控え、部屋を暗くしてリラックスした状態で眠る習慣をつけることで、目元をしっかり休ませることができます。特に「睡眠時間が短い」「眠りが浅い」といった傾向がある方は、まず睡眠環境の改善を試みてください。
さらに、ストレスの管理も重要です。日々のストレスが溜まると、無意識に目を細めたり眉間にしわを寄せたりすることが増え、目元に余計な負担がかかることがあります。適度な運動や趣味を楽しむ時間を作り、リフレッシュする習慣を取り入れると、ストレスを軽減し目元の健康にも良い影響を与えます。
糖尿病や高血圧など生活習慣病の予防
眼瞼下垂を予防するためには、糖尿病や高血圧といった生活習慣病の管理・予防も重要なポイントとなります。これらの病気は全身の血流や神経機能に影響を与え、目元の筋肉や皮膚にも悪影響を及ぼす可能性があるためです。
まず、糖尿病の予防には、血糖値を安定させる食事の管理が不可欠です。特に、過剰な糖質摂取を控えることや、食物繊維が豊富な野菜を積極的に摂ることで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。また、規則正しい食事時間を守り、バランスの良い栄養を心がけることも大切です。
次に、高血圧を防ぐためには、塩分の摂取量を減らすことが効果的です。加工食品や外食では塩分が多く含まれることが多いため、できるだけ自炊を心がけ、減塩調味料を活用するのも一つの方法です。また、カリウムを多く含む食品(例:バナナやほうれん草)を摂取することで、余分な塩分の排出を促すことができます。
さらに、生活習慣病の予防には、適度な運動も欠かせません。運動は、血糖値や血圧のコントロールを助けるだけでなく、血流を促進し、目元を含む全身の筋肉や皮膚の健康をサポートします。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を取り入れてみてください。
医療機関に相談するタイミング

眼瞼下垂の症状が気になる場合、早めに医療機関に相談することが重要です。放置してしまうと、症状が進行して視界が狭くなったり、肩こりや頭痛などの全身的な不調につながったりする可能性があります。では、どのような状態になったら医療機関を訪れるべきなのでしょうか。
まず、次のような症状が見られる場合は、医療機関への相談を検討してください。
● まぶたが重たく感じて目が開けづらい
● 無意識に額(ひたい)や眉毛を使って目を開けている
● 視界が狭くなり、日常生活に支障を感じる
● 疲れ目がひどく、目を開け続けるのが辛い
これらの症状は、日常生活に支障を及ぼす可能性があるため、早めに専門医に診てもらうことをおすすめします。特に、視界の問題が深刻化している場合は、日常の安全性に関わるため注意が必要です。
眼瞼下垂は、軽度の場合は生活習慣の見直しや目元ケアで改善するケースもありますが、症状が進行している場合は手術が必要になることもあります。手術による治療は、まぶたを支える筋肉を修復することで、視界を回復させるだけでなく、疲労感や頭痛の軽減にも効果があります。
早めに専門家に相談することで、自分に合った適切な治療や対策を見つけることができます。気になる症状がある場合は、ためらわずに医療機関を訪れてください。銀座みゆき通り美容外科大阪院(梅田)でも多くの治療実績がある医師が勤務しています。
まとめ
本記事では、眼瞼下垂になりやすい人の特徴や、その予防方法について詳しくお伝えしました。眼瞼下垂は、加齢や生活習慣、遺伝的な要因が絡み合って発症することが多い症状ですが、日々の意識とケア次第で予防ができます。
特に、目元に負担をかけない生活習慣を心がけることは、眼瞼下垂のリスクを大幅に減らすポイントです。長時間のスマホやパソコンの使用を控え、適度な休息を取ること。また、目元のストレッチやマッサージを取り入れることで、筋肉の疲労を緩和することが可能です。さらに、日常の癖やメイク・スキンケアの方法を見直すことで、目元へのダメージを防ぐことができます。
もし、すでにまぶたの重たさや視界の狭さを感じるようであれば、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。適切な治療を受けることで、症状が改善される可能性が高まります。
日々のちょっとした工夫で、目元の健康を守り、眼瞼下垂のリスクを防ぐことができます。今日から始められる対策を取り入れて、大切な目元をケアしていきましょう。
監修 銀座みゆき通り美容外科大阪院(梅田)
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